2017年07月12日
第九
新日本フィルハーモニー交響楽団、栗友会合唱団。すみだトリフォニーホール。
素晴らしかった。
音楽って、素晴らしいものでした。
開演前のロビーコンサート(弦楽四重奏)から楽しみに開場前から並び、娘は首尾よく良い位置をキープ。モーツァルトからジブリまで、耳慣れたナンバーが、手で触れられそうなくらい目の前で! すごい演奏者が! すごい楽器で(多分)!
そう新日フィル、ジブリ映画の管弦楽を担当しているんでした。
私は、子供たちこそ前列で聴いてほしいと思うのでわりと後方につけていましたが、最初の音が鳴った瞬間から「ああ、来て良かった!」と、ジワンと、フワンと、娘のためを装っていた外面が、溶けてなくなりました(笑)。
子供向けのコンサートということで、最初に「第九」についてのレクチャータイム。聴き所とか、豆知識とか、実際にその部分をちょこっと聴かせてくれながらの楽しい解説の後、休憩を挟んでいよいよ開演。
熱いですね「第九」。
「メサイア」も熱烈な信仰のうえに産まれた音楽であったかも知れませんが、主に遠い昔の抽象的な預言で構成されている一方、「第九」は神とか楽園とか言いながらもどこか通俗的な分メッセージが力強いんですね。心からの友とか、やさしき妻とか、世界中の人々は兄弟になるとか。
私自身もこういうコンサート、席を買って足を運ぶのは本当に本当に久しぶりで。
良いものだなと思いました。
美しいもの、楽しいものがこうしてこの世にあると知ることは喜びであり、喜びというのは本当に、明日も生きようと思える力につながるんだなぁと。
ずっとずっと、今日のコンサートを楽しみにしてきた娘は、何を感じたかなぁ。
終演後アンケートを書き、ステージ前でウットリ余韻を楽しんでからロビーに出ると、コンサートマスターや、なんと指揮者も募金箱を抱えてロビーに。
まずは娘、コンサートマスターの列に並び、握手してもらってウフフ。
そのあと指揮者の列に並んだのですが、スタッフが終了時間の迫っていることをアナウンスしはじめていました。
マエストロはそれでも子供たち一人一人と快く写真撮影に応じていましたが、娘の番になったとき、なんと娘は携帯の充電切れ、あわてて取り出した私の携帯は電源を切ったままで、募金と握手だけ…と思ったら、頭上からイタリア語が降って来ました。
!?
ビックリしましたが、すぐさま傍らの通訳さんが助けてくれました。
「あなたは、何か音楽をやっているの?」
「あ、はい」
「なんの楽器?」
「クラリネットを…」
「うわーお、アメイジング! これからもがんばって」
「はい」ポワ~ン、顔真っ赤。
すっごいじゃない、あんなふうに話しかけてもらえてる子、ほかにいなかったよ!?
素晴らしい思い出の宝物ができました。
メサイア、フラ忘年会、アンサンブルコンテスト鑑賞、第九、と楽しいことギッシリ過積載な一週間が過ぎて、この楽しい記憶を胸に、ちょっと引き締めていきましょうという、中2の冬休みを迎えます。
素晴らしかった。
音楽って、素晴らしいものでした。
開演前のロビーコンサート(弦楽四重奏)から楽しみに開場前から並び、娘は首尾よく良い位置をキープ。モーツァルトからジブリまで、耳慣れたナンバーが、手で触れられそうなくらい目の前で! すごい演奏者が! すごい楽器で(多分)!
そう新日フィル、ジブリ映画の管弦楽を担当しているんでした。
私は、子供たちこそ前列で聴いてほしいと思うのでわりと後方につけていましたが、最初の音が鳴った瞬間から「ああ、来て良かった!」と、ジワンと、フワンと、娘のためを装っていた外面が、溶けてなくなりました(笑)。
子供向けのコンサートということで、最初に「第九」についてのレクチャータイム。聴き所とか、豆知識とか、実際にその部分をちょこっと聴かせてくれながらの楽しい解説の後、休憩を挟んでいよいよ開演。
熱いですね「第九」。
「メサイア」も熱烈な信仰のうえに産まれた音楽であったかも知れませんが、主に遠い昔の抽象的な預言で構成されている一方、「第九」は神とか楽園とか言いながらもどこか通俗的な分メッセージが力強いんですね。心からの友とか、やさしき妻とか、世界中の人々は兄弟になるとか。
私自身もこういうコンサート、席を買って足を運ぶのは本当に本当に久しぶりで。
良いものだなと思いました。
美しいもの、楽しいものがこうしてこの世にあると知ることは喜びであり、喜びというのは本当に、明日も生きようと思える力につながるんだなぁと。
ずっとずっと、今日のコンサートを楽しみにしてきた娘は、何を感じたかなぁ。
終演後アンケートを書き、ステージ前でウットリ余韻を楽しんでからロビーに出ると、コンサートマスターや、なんと指揮者も募金箱を抱えてロビーに。
まずは娘、コンサートマスターの列に並び、握手してもらってウフフ。
そのあと指揮者の列に並んだのですが、スタッフが終了時間の迫っていることをアナウンスしはじめていました。
マエストロはそれでも子供たち一人一人と快く写真撮影に応じていましたが、娘の番になったとき、なんと娘は携帯の充電切れ、あわてて取り出した私の携帯は電源を切ったままで、募金と握手だけ…と思ったら、頭上からイタリア語が降って来ました。
!?
ビックリしましたが、すぐさま傍らの通訳さんが助けてくれました。
「あなたは、何か音楽をやっているの?」
「あ、はい」
「なんの楽器?」
「クラリネットを…」
「うわーお、アメイジング! これからもがんばって」
「はい」ポワ~ン、顔真っ赤。
すっごいじゃない、あんなふうに話しかけてもらえてる子、ほかにいなかったよ!?
素晴らしい思い出の宝物ができました。
メサイア、フラ忘年会、アンサンブルコンテスト鑑賞、第九、と楽しいことギッシリ過積載な一週間が過ぎて、この楽しい記憶を胸に、ちょっと引き締めていきましょうという、中2の冬休みを迎えます。
Posted by popura at 00:02│Comments(0)